最近 読んだ本を紹介します
定期的に読んだ本をどんどん紹介していきます。
今回は、上記の2冊!!どちらもいろいろ考えさせられる本でした。
まず一冊目
日本への警告 著 ジム・ロジャーズ
皆さんは、この方をご存知でしょうか?
実は。ウォーレン・バフェットと同じくらい有名な世界的投資家です。
この方はたびたび本を出版しているのですが、今回の本は日本に対して厳しい意見を多数書いています。
一言で言うと日本は、ヤバいよという内容、、、
皆さんもテレビなどを見ていれば少子高齢化による人口減少、国の債務の増加、年金制度の危機など日本の抱える問題は知っていると思います。
要は、この問題を放置し続けたら10年、20年後には目も当てられないほどの状況になるとおっしゃっています。
少子化による人口減少が進むことが分かっていながら、移民の受け入れに躊躇している。国の借金を減らすために支出を思い切って減らす必要があるのに実行に移していない。など
意外と一般的な内容が多いですが、この本を読むと私たちがどこかで日本という国について楽観的に見ていて、問題について直視できていないということに気がつきます。
たしかにどこかで何とかなるんじゃないかと思っている自分もいますし、周りの日本人も結構そんな感じだと思います。
私、個人での意見としては、移民の受け入れは段階的に採用する必要があるように感じます。ヨーロッパや米国では、近年、移民排斥の考え方が増していますが、日本は島国なので移民の数をしっかりコントロールし、時間をかけながら日本人と共存していく道はあるのではないかと思っています。
今、日本でも外国人の技能実習生の受け入れを始めていますが、安い労働力を得るために来てもらうのではなく、日本で働き続けられる環境整備が大切なのではないかと思います。
私も現在、不動産関係の職に就いており、外国人の入居者に対するかなり偏った思想をもつ方(特に高齢の方)からの苦情を受けることが多いです。
まずこの考え方を改めるため義務教育の中でいろいろな国や人種についての知識や実際に接する機会を作ることはとても大切かと思います。
また、この本では韓国が北朝鮮とが近い将来、統合しその時の経済成長は計り知れないものがあるとのことですが、これに関しては、あんまり信じることはできないなと思いました。
もちろん平和的に統合ができれば朝鮮半島の成長は期待できますが、そもそも北朝鮮は一つの国としての道を選び続けると思います。今後も金一族の統制が続くのかは分かりませんが、別々の体制は維持されるのではないかと思っています。
けっこう長々と書きましたが、日本人が日本について現実を直視するのは大切なことだと思うので、皆さんにも一度読んでもらいたいなと思います。
では次の本の紹介です。
反日種族主義
韓国でベストセラーになった本ということで、興味があり買い増した。
今の日本と韓国の関係を知るうえでとても参考になる本だと思います。
著者は客観的な資料に基づいて日本と韓国の歴史認識について書いています。
もちろん現存する資料のみから推察したもので、これが全てではないと思います。
ただ、この本を読む限りでは、日本の戦後対応などを含めても一定、筋が通っているように感じました。
私が小学校の時には、加害者としての日本と被害者としての日本、両面から学び、その教えが染みついているので、その当時の日本を正当化することはできないですし、過ちも多く犯していたと考えています。
韓国としても、その当時の状況は、この本に書かれているように経済的にメリットがあったのかもしれませんが心象的にはトラウマとなり、今現在まで反日という形で残っているように感じました。
韓国で抱えている教育上の問題や歴史的な問題も、この本を読めば理解できる側面があると思います。
とてもセンシティブな問題ではありますが、知識として日本人も持っておくべきことが書かれているので目を背けずに読んでもらいたいなと思います。
この本は、韓国社会について多くの問題点を指摘しているのですが、この期に逆の立場の本も今後読みたいと思います。
それぞれの主張を知らなければ自分では判断しようがないので、勉強していきたいと思いました。
まとめ
今回、読んだ本はおもい本が多く、ほんとに考えさせられました。
今後の日本の行く末や世界とのつながり、どれもとても大切なことです。
学校の授業では、大まかな事象しか習わないので、もう少し深く掘り下げると興味深い発見があったりします。
今の世の中、一方的に偏っている報道やネット情報だけをうのみにせずに両面から知るというフラットな気持ちで物事を考える力を私自身、身につけたいと思いました。