まったり(*´ω`)株式投資ブログ

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事故物件に入らないといけない仕事をしていたときの話

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こんにちは

先日、Youtubeで事故物件の掃除をしている清掃業者の動画を見ていました。

 

 

www.youtube.com

 

私の今の仕事は、不動産会社の経理をしているのですが、二年前までは、自社保有物件の管理担当として働いていて入居者の苦情対応などなど色々な業務を行っていました。

 

住宅によっては、高齢者が多い住宅、子育て世代が多い住宅など特色があるのですが、やはり日本自体が高齢化社会に突き進んでいるので相対的に住宅の高齢化率も上がってきています。

 

そうなってくると、孤独死という室内死亡のケースも年間でけっこうな件数が発生してきます。

 

そもそも孤独死はどうやって発見されるのか

 

1.親族が発見し、会社に連絡するケース

2.介護ヘルパーや社会福祉法人などから安否確認の連絡

  があるケース

3.近隣の人からの安否確認の連絡があるケース

 

 

1の親族が発見されるケースは、親御さんを毎日訪問されている方などが多く、死後すぐの発見ということで腐敗も無く、通常通りの退去という形になります。

2のケースも同様に定期的な訪問をされているので、比較的発見も早く、訪問介護の会社から親族に連絡をとってもらい退去の対応をいただく流れとなります。

この二つについては、親族が退去まで対応いただけるケースが大半であり、私たちが部屋に入るのは退去が終わってからということになり、部屋もきれいな状態で通常退去とあまり変わりません。

 

3つ目の場合は、第一報が異臭の苦情であるとか、郵便受けが溢れかえって漏れ出しているという近隣からの安否確認、苦情から発覚するケースです。

 

このケースは、私たち管理者が警察や消防とともに現地を訪れ、対応します。

この場合は、私たちは玄関の開錠をしたあとに消防や警察が中に入り、遺体を確認、現場検証終了までは管理者であっても立ち入ることができません。

 

高度腐敗の場合は、身元確認や事件性の有無などの調査で一週間ほどは立ち入り不可であり異臭トラブルは、その間解決しないため、管理者としては近隣住民から怒られまくる苦しい期間となります。(警察によっては、先に消毒消臭を許可してくれるところもあります)

 

私は経験ありませんが、私の先輩は、遺体搬出の際、警察の人出不足のため警察とともに遺体搬出を手伝ったという方もいました。普通は絶対ないとおもいますが...

 

高度腐敗の部屋に入るのは、かなりハードな仕事

遺体回収後、警察のほうで親族調査をされますが、関与を拒否されるケースがけっこうあり、その場合は、私たちで異臭問題を解決しなくてはなりません。

消毒業者さんと一緒か、先に消毒業者に入ってもらってから室内に入ることになります。

 

知っている方も多いかもしれませんが、死後に超時間経過をすると皮膚が溶け、体液が漏れ出します。そのため遺体が回収されていても室内には倒れた人の形をした後が残っていることが多々あります。場合によっては頭皮が向けて髪の毛の束が残っていたりショッキングな状態になっています。そこに大量のウジと成虫になっている虫が発生し、普段の生活では嗅ぐことのない異臭が充満している状態となります。

 

消毒業者に消毒をしてもらいながら、私たちで腐る食べ物類を捨てていきます。

これを疎かにすると違う異臭問題が再発し、また苦情対応が必要になるのでしっかりと対応しています。

 

退去手続きをしてくれる相続人が見つからない

いったん臭いの苦情は、消毒業者を呼び、私たちで臭いの出るものを処分するので無くなります。(実際は室内かなり臭いが残っていますが、近隣に臭いが届かなくはなります。)

そのあとの対応は、部屋の退去手続きをしてくれる相続人探し。

警察が調べた親族がダメな場合は、行政書士に頼んで謄本をとってもらい相続人を探してもらいます。

場合によっては相続人が10人以上出てくるのですが、その人たちに部屋の残置物処分や退去手続きの交渉をおこなうのですが、基本的に対応してくれるケースのほうが圧倒的に少ない印象です。

確かに、相続した人も、亡くなった方と一度もあったことがないとか、誰かもしらないというケースもあり、仕方ないなと納得できるケースもありますが、実の息子や娘も平気で断ってくるときは、憤りを感じます。

結局、相続人が相続放棄をするケースになり、私たちが裁判所に相続財産管理人の手続きをして残置物の処分をしていくということがほとんどです。

 

 

事故物件で心霊現象はおこるのか

私が事故物件で作業をしているときに不思議なことがおこったことはなく、事故物件を募集をして入居した方から幽霊が出たと聞いたこともありません。

 

ただ、私の先輩から聞いた昔話では、事故物件の告知義務前に入居された方から連絡があり、過去の入居者でこれ位の年齢の方が無くなっていないかとの問い合わせがあり、過去をさかのぼって調べたら該当者がいたということがあったそうです。

問い合わせした人は、苦情ではなく、なんとなくそういうのがわかると担当者に伝えて電話を切られたそうで、そういう力がある方なのかもしれないです。

 

ただ、告知義務が不要もしくは告知義務前の部屋(例えば夫婦で住んでいた旦那さんが朝起きたら自然死していたとかのケースの場合とか)の場合、次に入った人が近隣の方から、その話を聞いてすごく怒ってくるケースがあります。

もしかしたら、問い合わせをしてきた方も、近隣の方から聞いていたのかもしれません。ただの予想ですが。。。。

 

 

不浄を拭う人 けっこう面白かった

 

けっこう有名な本ですが事故物件の清掃をおこなう人の体験を漫画化されてます。

特殊清掃の人とは、話す機会が何回もありましたが一緒に現場に入ったときに、私が室内の臭いで気分が悪くなっていたときに、清掃業者の人はお昼ご飯の話をしていて強靭なメンタルを感じました。

 

 


 

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今は経理の仕事をしているのですが、また異動で管理の部署にいくかもしれません。

その時は、その時です。